週末は西郷山に集まるメンバー
「月曜日」
担当 ユミさん 代官山在住 代官山の手芸店 Merceria Pulcinaの店主 手芸・イタリア & おいしいものフリーク。 夫と娘の三人暮らし。 ・散歩の途中で見つけたすてきな ところを ご紹介します。 ・おまけの話では 趣味であり仕事でもある 手芸と旅の話を書きます。 「水曜日」 担当 ミサちゃん 代官山在勤 香港カフェ「蜜香」の店主 料理人でとにかく食いしん坊 24時間食の事しか考えられない変人気ままなシングルライフ ・地域の仲良しなお店&料理人として勉強になる美味しいレストランをご紹介します。 ・おまけの話では地味な私の自作イラスト「ムサギコミックス」でちょっと息抜き 「木曜日」 担当 カオルさん 代官山在住cherry red pieces> アクセサリーデザイナー 三人の子供の育児と仕事に 日々奮闘中。お友達の家族や友人とゆっくりお酒を飲むことが好きです。 ・私たちの話題になった 地域のイベントやおすすめのスポットをご紹介します。 ・おまけの話では、おもしろかった絵本や日々見つけたちょっとした出来事を書きます。 「日曜日」 担当 ボンちゃん 中目黒在住 ゲーム会社勤務。 アシスタントプロデューサー 電脳小物とお茶をこよなく愛するおひとりさま。社交系チキン。手作り好き。 ・仕事帰り、一人でも立ち寄れそうなお店や夜型人間にも優しいお店を探索します! ・おまけのコーナーでは、電脳関係とおもちゃの話をつづります。 カテゴリ
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2012年 10月 03日
水曜日担当 ミサちゃん
代官山在勤 香港カフェ蜜香 店主 料理人 暑さも少し和らいできましたね!過ごしやすい季節に突入です ちょっと旅に出たい気分。。。でもなかなか行けないのが現状です。。 今日ご紹介するお店は、近場でちょっと香港気分が味わえるお店 香港通の方々や、食通の方々よりずっとお話を聞いていたお店でしたが、 当店「蜜香」の定休日とお休みが重なっていたためなかなかお伺い出来ずにいたお店でした ところが最近なんと年中無休になられたという事で、 早速行って参りました~!! なんと2週連続で。。。前回の分も合わせてご紹介いたします★ 老饕檯(ロウホウトイ) もうすでに看板だけでテンションが上がるのが香港マニア 金文字が最高ですね! とはいえ、入口はこちら。。。ちょっと裏口風味です(゜-゜;) なれない方はちょっと勇気を出して入ってみてください お店は一階、二階と席が有ります 壁には所狭しと香港的印刷物がちらほら。。 香港食材のラベルですね、見慣れた物も額縁に入れるとかわいい(^u^)真似したい。。。 席に着くと、小皿のザーサイとアイスのプーアール茶が 飲茶はやっぱりプーアールですよね!全発酵の麹カビ独特な香りですが、なれると安心する味になります。。 平日のランチタイムは平日限定のお得なランチメニュー これこれ!これです!香港の代表的なB級グルメ、焼味飯! 「焼味飯」はランチで一番の人気メニューだそうです 現地、香港でも大人気の「ホンコンメシ」 “焼味”と書いてシューメイ と読みます 叉焼(チャーシュウ)や、豚や鴨のロースト等の事で、広東料理では代表的な前菜です その下は“鼓油皇炒麺”シーヤォウォンチャウミン!和訳すると“醤油焼きそば”となります 各店味付けは色々ですが、基本的に具材は黄にらともやし 私の勤めていた広東料理のお店は中国の老抽という甘めの中国だまりを使ってました、 醤油や老抽を使ってシンプルな味つけにするのが一般的です 麺は細麺、香港は細麺が主流です。日本の焼きそば麺ではちょっと太すぎるため、この料理の味付けは合わないかも。。。細麺をみると「あぁ!香港だ!」と思います この料理も香港のお店(主に酒家と書いてあるレストラン)では一般的 シンプルですが、大好きな料理の一つです そして何よりこの料理は日本では何故かなかなか置いているお店が少なくて、、 ホテルの広東料理等、ちょっと高級なお店に行かないと食べられません(>_<) なのでここでメニュー名を見た時(ヤッター!!)と心が躍りました! もちろん追加の飲茶もかかせませんね! ワクワク。。。 まずは「焼味飯」来ました!今日は豪華3点盛り! 叉焼(チャーシュウ)に乳猪(ユージュウ)、白鶏(パッカイ) なんて贅沢! 叉焼は日本でもお馴染みの名称となりました、が、日本ではラーメンに入っている煮豚の事を主に叉焼と言っているのが現状(*_*)焼いてないのに。。。あれは煮豚。。。 この赤い色(紅麹)と甘い蜜焼きにした豚こそ叉焼です! そして乳猪、これこそ香港!(猪と書いてありますが豚をさします。その他、「肉」とだけ書いてある物も豚をさします。中華で「肉」と言えば豚なのです) 豚の皮に油をかけながら炉という焼き窯で、高温で焼き上げるからこそ出来るパリパリの豚皮!お煎餅のように気泡が沢山入っているのが良品です 失敗すると、ガラスの様に固い豚皮になってしまいます(>_<) もちろんこちらのお店はサックサクのパリパリ皮! 添えてあるタレは乳猪醤という甘醤油、これを乳猪にかけて食べます 甘からい味が合うんですよね~!前菜で食べる場合は甜麺醤をつけたり、これもまた美味しいのです! そして白鶏、日本ではゴマダレの棒々鶏が一般的ですが、 広東圏の香港では葱と生姜をみじん切りにしてごま油や塩で味付けしたこのタレが一般的 ご飯に合うんです(゜-゜) これは前回オーダーした鼓油皇炒麺 このイデタチ、正統派香港麺! 黄にらともやし、仕上げに白ごまをパラパラ。。がこの麺の定番スタイル 炒麺といえばこれですね。香港では基本的に、あまり具材を色々入れる麺は有りません シンプルなモノがほとんどです 香港の麺料理は大きく分けて3つの調理法が有り、 スープの入った湯麺、炒めて味をつけた炒麺、茹で上げて味をからめるロウ麺 どれも具材はシンプルで、ほとんどが細麺 後は伊府麺という平麺とか。。。 伊府麺(イーフーミン)、これはまたどこかでご紹介できればと思います。。。とてもやみつきになる食べ物なのです。。 おっと、香港の食べ物の説明が長くなってしまいました。。。そして飲茶も登場です この日は蒸しものが1品、揚げものが1品 海老の点心と春巻きです (ちらり見える箸袋の文字も香港的!) 蒸しものの皮はもっちもちの浮き粉を練った皮 包み方は小龍包の包み方でした 一口サイズで食べやすい!上のトビコもプチプチ美味しいです 幸せ。。。むふふ。。。 春巻もパリッパリ!中のあんもトロリと美味しい味付けです 春巻のおすすめの食べ方はこちら 揚げものにはこちらの赤酢、もしくは陳香酢というねかせた酢をつけて食べます それ以外の点心、主に蒸した点心には基本的に醤油はつけません 日本では「焼売=しょうゆ、練りカラシ」と図式が出来てしまってますが、 中国の飲茶の点心は、そのまま食べるように味をつけて作っているため、 醤油をつけてしまうと、その味が台無しになってしまう事が多々。。。 今、私は声を大にして言いたいです 「油っこい点心には酢を、醤油はよほど味付けが薄い時だけでお願いします!!」 焼き餃子に酢醤油OKですが、小龍包みたいな油の多い点心以外、他の蒸し餃子は全般的に何もつけないでいただきます 小龍包の様なスープに油たっぷりなこってり点心には、主に黒酢をつけて食べます ちなみに小龍包は中国では北の方の点心なので黒酢が一般的 一方、蝦蒸餃子や焼売等、主な蒸した点心は南の点心(広東圏、主に香港)の食べ物です。ここのエリアの酢は赤酢が多いみたいです。 点心の料理人は、そのまま食べてもらうために味付けをぴったり合わせて作ってます 実はとてもその味調整は難しく、タレやソースをかけるような料理より、そのまま食べる食べ物の味付けの方が、味のバランスを作るのが難しいのです その苦心の作の点心に、ジャボンと醤油をつけられてしまうと 料理人は内心(あーーーー!!)とわたわたしているはず。。 なので是非皆さま、醤油はよほど味が薄い場合だけでお願いします。。。 今日はとても講釈たれてしまいましたが、 香港の魅力ある料理をそのまま食べられる貴重なお店 是非皆さまも「香港体験」してみて下さい! ※道路挟んで数十メートル先にはテイクアウトのお店も有ります! (水曜定休) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 老饕檯(ロウホウトイ) 東京都渋谷区恵比寿3-48-1 【昼】11:30~14:30(L.O) 【夜】18:00~23:00(L.O) 年中無休 TEL 03-3449-8899
by at-saigoyama
| 2012-10-03 20:53
| 水曜日 ミサちゃん
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